最初だけはホント綺麗なんです

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いい…んもう、すごくいい。
  
今年の苗ったらもう…綺麗だわ大きいわ、過去最高の出来。
唯一残念なのは、何でそうなったのか全くわからないところです。
絵に描いたようなビギナーズラック。
  
現在、この汚れ知らずな若苗たちを、凶悪な蟲たちが蠢く腐海(うちの畑)に続々と定植中。
  
喩えるなら、ボッコボコに溶岩噴きまくったキラウエア火山にティッシュペーパーを投入する感じでしょうか。
  
あー。もったいねえ…
されど、植えなきゃ始まらん…
 
ほんと、最初はキレイなんだけどなぁ…
いずれはおなじみの無残な姿に…南無三。

…などと言ってるそばから飛来するモンシロチョウ。おいおい!せめて初日くらいは遠慮しろよ!
  
うー、今年はいつまで持つのかしら…
  

女神さま。こちらがその、青いバケツです。

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もうねぇ…風だの雪だのと。すごいな毎年この時期は…

つい先日まで、天空から畑に漂着していた壊れかけの黒バケツがあったのですが、ここ数日の突風でどこかへ旅立ち、今度は別の青いバケツが漂着。うちの畑はロケットえんぴつか…
この様子でステップアップすると、いずれ金銀のバケツが漂着するはずなので、女神さまから質問された時のために、証拠写真を残しておくことにしました。
「僕が無くしたのは、この青いバケツです」と。
  
もし金銀バケツをゲットした暁には、皆様にいくばくかの謝礼も考えておりますので、有事の際には、口裏合わせの程、何卒よろしくお願い致します。

HELL。涙色

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今年も来ました。コイツの季節…
我が畑で最もキュートな対人兵器、ハバネロです。

ナス系の種蒔きラッシュのフィナーレを飾るのは、毎年ハバネロと決まっております。
これはもう儀式のようなもの…というより、最後にしないと周辺が大変なことになるんです。

写真の親指大、たった一個…これだけをバリッと割くだけで、

細か〜〜〜い粉末が、
わず〜〜〜かに、

周囲にフッと飛散する…ようです。
なにぶん、目には見えないので。

でも、そんなわずかなマイクロ単位の粉、たったひと粒が鼻の粘膜に付着するとですね…

そりゃもう、HELLですよ。HELL。
僕などは普段「クシュン」などという可憐なくしゃみが日常ですが、
この時ばかりは「ヴォヘ!ゲェヘ!」と全力で咆哮いたします。
とにかく自分の内側に入ったヤバイ何かを放出すべく、全身の筋肉が自然と北朝鮮のマスゲームのように全力反応するのです。

ええ。もちろん。今年も無事に…
先程、一回昇天してきました。

顔からあらゆる種類の液体を出しながら、ああ、やっぱり今年もいろいろ甘くないんだろうなぁ…と、覚悟というか、ゲンナリというか。

という訳で…ハバネロ、今年もちょっとだけ育てます。
畑にご来訪の方、もれなくその場でお召し上がり頂けますので、是非是非!
(大丈夫…ご安心ください。死にはしません。死にそうな気分になるだけです)


魂を揺さぶる振動

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マシンの振動というものは、眠っていた男心をいたく刺激するもので、もちろん僕だって例外ではありません。

今では「ほぼ去勢」と言って然るべきのダラけた日々ですが…
かつての自分は心に狼を飼っていたものです。もちろん去勢済の狼ですが。

だめだ。そんなんじゃいかんぞと。
本日は、かつての尖った自分を思い出すべく、回転式の草刈機を背負って、勢い良くぶん回しておりました。

あぁ…目覚めるわ。俺の中の男が。
もう、うっとりです。やはりエンジンの鼓動には魔力がありますね。

そしてうっとりしていたのは、実は僕だけではありません。
実はポケット内のスマホもエンジンに同期して、僕のハート同様にブルブルとうち震えておりまして。

えー、僕は自他共に認めるポンコツなので、ただただ震えながら男心を満たしていただけなのですが…

我がスマホはそんな無能ではありません。
さすが文明の利器とでも申しましょうか。振動にあわせてものすごいスピードでソフトを立ち上げ、狂ったように意味不明の怪文書を打ち、それをそのままメール送信するわ、フェイスブックに無差別コメントするわ、LINE電話はかけまくるわ…

10分後に「…なんか電話しました?」と一報を頂き、やっと気付いて画面を確認したらまぁ大惨事。目ん玉飛び出そうになりましたよ。

以降数十分に渡って、震える愛機が世界に向けて何をやらかしたのか、ひとつひとつ確認しては謝罪を繰り返し、ひとまず事態は収束したのですが…
  
  
最後になぜかですね、我が愛機…
wikipediaで「懲役」と検索しておりまして。

もうさあ…何の予言だよ。怖くて寝れねえよ…


ダナエ・カエ



「そろそろだなえ」
「始めるかえ」

この時期、畑でごちゃごちゃやっていると、近隣の方に声をかけて頂く。

上の文は、その際の定型句だ。通りかかる際、半ば自動的に出る。

返事は一貫して「そうだなえ」に終始する。
これもまた、自動的に出る。

声をかける側も、返事をする側も、頭では何も考えていない。

農作業する者も、やめた者も関係なく、たぶんこのやり取りは、あえて言い伝えられることのないまま、千年は続く。たぶん千年前もそうだったように。

春に芽吹く、最も愛すべき「お決まりの型」だ。