ねつ野菜 2020年度野菜セット発送開始のお知らせ

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大変ご無沙汰しております。ねつ野菜です。
さんざん語り尽くされたコロナ禍における様々。もううんざりですね…

とにかくはまず、皆様には被害がないことを祈るばかりです。お元気でお過ごしでしょうか?
 
こちらは『尋常じゃないくらい出荷先が減った』程度の被害で、それ以外の影響はほとんどなく、極めて平穏な日々を過ごしております。
お金、ないですが、まあ、あれです。死にゃしません。気楽なものです。

世界中が一瞬静かになったおかげで、こちらのテンションも超・平熱に戻りました。個人的には、コロナから得たものはとても多かったです。
大きなお祭りが世界中から消えた世界が、こんなにも心地よいものだとは。
活気が戻り、また騒々しい日々になるのは、ちょっと遠慮したいなあ…

さて、本題です。
野菜セット、再開します。内容はいつも通りです。
スタート時はいつもと同様、やたらと葉物ばっかりの内容です。
あとは悲しいかな、今年のタマネギはトウが立ちました。何卒ご容赦ください。

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今週のセット内容

・たまねぎ
・にんにく
・大根/葉っぱつき
・ミニ白菜
・サニーレタス
・スナップえんどう
・白かぶ
・その他葉物類(小松菜/ルッコラ茎等のアブラナ系)
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あと、毎週発行していた小冊子ですが、コロナの影響で一時的に発行を中止したところ、すこぶる精神的に気楽になりまして。せっかくなので、このまま発行中止を続けます。お読み頂いた方、ありがとうございました。
また紙媒体かwebか、いずれ別の形で再開したり、やっぱりやめたりすると思いますが、適当な感じですみません。


あと、小・中セット通常便の送料が少し上がります。すみません。
大セットの送料はそのままです。
クール便も全サイズそのままです。

(関東信越)小693円 中737円 大775円

その他の地域はお問い合わせください。


では、こんなご時世ですが、野菜セット、淡々と再開致します。
よろしければみなさま、本年度もどうぞ、よろしくお願い致します!!

パンデミック前夜、薄い意識。

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右を向いても左を向いても疫病の話ばっかりだけど、作付は淡々と進んでいる。
ひと月前はずいぶんナメていたけれど、事態はあれよあれよという間に進み、気がついたらずいぶん深刻なことになっていた。
それでもまだ、こっそりボーッとしていられるんじゃないかと思っていたら、大好きな志村けんが亡くなったことで、暗い濁流に僕も簡単に巻き込まれた。
 
沈んだ眼で土手の枯れ草と青草と、土の上を蠢くあたらしい虫たちを見る。
当たり前だけど人間以外は、そりゃもう普通に淡々としていて、コロナなんて全然関係なさそうだ。そこに接触出来ていることは、このご時世、とてもありがたいことなんだろう。
 
トイレットペーパーやお米とか、いろんなものが店頭から消えたり現れたりしている。
いくらお金を払っても手に入らないものが出てきた。お金が少し、心許ないものに思えてくる。
 
こういう時に農業って強いよねと言われた。確かにそう思う。
けれど僕の知っている大きな農家は、売れる目処が絶たない出荷先から受け入れ拒否を食らって途方に暮れている。
わけもなく絶対だったはずの仕組みはなんだかんだで今日も普通に動いているけれど、それがいつ崩れるか心配になっちゃって、見ているみんながヒヤヒヤしている。僕もその一人だ。
 
こんな時に、「無農薬」とか「有機」とか、そういう単語を思い返してみる。
非常事態っぽい現状で、それらの言葉はなんだか薄っぺらい。ウィルスみたいに空気を満たす不安に対抗できるほど、「健康な野菜」に神通力はない。
まあ、誰もが気づいているけど、ぶっちゃけて言えばプラスアルファの贅沢品なのだろう。有機野菜というものは。
追い詰められてしまえばきっと、国産だの輸入品だの、そういった信仰もわやくちゃになって、せっかくの価値あるラベリングは完全無視された上で脊髄反射的に購入されてゆく。
でも、そういや現状では輸入食材が入ってこない可能性も出ているのか。
なんだかもう、よくわかんないな。
 
じゃあ自分はどうかと言えば、去年くらいから変え始めた食生活がたまたま現状に合ってしまい、すこし驚いている。
当時なんの予見もなかったけれど、米と小麦を毎日定期的に摂取しなくちゃいけないということが、なんだか窮屈に思えてしまい、まるで逆ギレのように「サバイバルな食生活をしたい」と思い立ったのだ。
 
備蓄していたポップコーンとジャガイモを毎日大量に食べて、そこそこ太った。
そのことで、なんだか少し自信が出てきた。購入したものではなく、自分が種から育てたもので太れたのだ。もう何でもいいやと思えた。文字通り「食べてゆける」と思った。
皮をむかずに茹でたジャガイモに塩をまぶしたものを、お弁当と称して軽トラの中で食べる。わびしいはずのそんな食生活は、自分にとってはちょうど良いものに思えた。
「食いつなぐ」というだけの行為。極端に手間を省いた調理とはいえない代物を、誰はばかることなく食べて腹を満たすことで、えらく自由になれたような気がした。
 
しかしこの行為は決して健康的ではなく、最近ではスナックの袋菓子で腹を満たすこともある。コンビニのおにぎりだって食う。
要は、ほんとうに何でも良くなってしまったのだ。あれから、風邪ひとつひいていない。
 
これを自給自足と呼ぶのかわからない。
ただ、夏のトマトをお金に変えて、冬にキュウリを買うような行為はめんどくさくなってしまった。一旦お金にするぐらいなら、その場で食らいついたほうが早いと思ってしまった。
 
なんだか、どんどんお金が苦手になってゆく。額の大小ではなく、口座の数字が増えたり減ったりするのがわずらわしい。バイト代が入った、すごくありがたい封筒がなぜか邪魔くさい。
実際はお金がないと、水道代もガス代も、アパートの家賃だって払えないのに。
そんな中、唐突にコロナ騒動がきた。
 
その時に感じたイヤな余裕は、よく覚えている。
瞬間的にわかった。戦時中「地方の農家」が疎開してきた都会の人たちに向けた目線は、この感覚だと。卑下がひっくり返って、慌てて買い占める人たちを見下し始めている。
 
これはまずいと思った。百年たっても何も学んでいない。
反射的にSNSで備蓄野菜を無料配布するとなぐり書きした。飢え死にするくらいだったら、タダでやるので食ってくれと。
 
あれは人のためではなく、自分のために書いた。
というのも、誰よりも食料を抱え込みたかったのは自分なのだ。
 
よくわからないけど、なんかその感じはマズイ。
無理矢理にでもそこから脱出する必要があった。自分の意志とは正反対でも、とにかく急いで書いてしまえと。
それから来た数件の問い合わせは、ほとんど通常範囲の購入希望だった。聞いてみれば実際のところ、まだ全然余裕があったようで、それならばと丁重にお断りした。でもまあ、先々のことはわからない。
 
意識の低い、この上なく余裕に満ちたサバイバルは今日も続いていて、世界が心配だなあ等々、思い上がったことを考えながら、目の前の菜の花をむしってムシャムシャと食べたりしている。
畑の野菜をかき集めて、カレーとか味噌汁とか作って妻と食ったり、寝たり起きたり、音楽つくったり。相変わらずお金がないから毎日バイトしたり。
 
けれどこれから伊那谷にもコロナがやってきて、なんか色々勘ぐったり疲弊したりして、きっと僕も当たり前のようにそれらに巻き込まれるはずだ。
 
いろんな人がそれぞれの意志で決断して、自分のスタンスで生活を維持しようとしている。
このご時世、自分の考えで起こす行動は何をやっても批判を受けるだろうから、そういう人たちからはとても強い意志を感じる。尊敬する。
自らの意志で選択する行為だけが、のちの自分の足元をつくる。たぶん、自力で生き延びる人たちはそれがわかっている。重ねて言う。尊敬する。
 
自分は何も選択しない。意志も既に、かなり希薄だ。
そもそも最低限以下の暮らしなのだ。ずっと悪い意味で安定している。
やれることはとにかく昨年と同じように、畑を起こし、種をまき、あんまり売れない野菜を育てるだけだ。
 
長々と書きました。
こちらは何も変わらず、今年も例年通り、いろんな作付が本格的に始まっています。
 

2019年度野菜セット発送終了のお知らせ

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皆様

梅もガン開きする2月後半。
ひと足早く、ダウンジャケットが不要になってまいりました。
もはや春。いつまでも令和元年戸を引きずっている訳にもいきません。
という訳で、野菜セット、今年度終了のお知らせです!!
まずは皆様、ありがとうございました!!!!

今年も作り続け、食べ続け、もう商売なんだか生活なんだかよくわからない一年でした。
悲しいかな出荷量は減る一方。その一方で食べる量は増加の一途。
「自然と共に生きる」などというこっぱずかしい定型句が、なぜか今では、なんともしっくりきてしまう日々です。自分もヤキが回ってもうたか…

そういえば今年になって、お客さまのうち数名が、今住んでいる街を離れ、土のあるところに移り住むことになりました。
つまり、ただでさえ少ないお客さまがさらに減ってしまう訳で、商売としてはすこし寂しいのですが、
正直なところ、不思議と嬉しいというか、気持ちが浮足立つような、なんだか言いようのない喜ばしい気分になっております。
 
みんな自分で育てて、自分で食って、そんな毎日だったら、それ以上はもう要らないんじゃないかと。
そんな人たちがどんどん増えるといいなあと。
そして、そんな夢みたいな生活を続けていられる自分の現状はやはり、この上なく幸せなのだと。
経済的にはまごうことなき最貧困で、速攻で福祉の対象になってもおかしくないのですが。
 
なんだか、勝手に呑気ですみません。
皆様のために続けていたはずの農作業が、どうやら数年かけて、自分のための農作業に変わりつつあります。
だからといって、やることに何の変化もないのですが。

とはいえ、こんな呑気なことを抜かしていられるのも、皆様のお力添えがあったからこそです。
本当におかげさまです。どれだけ感謝しても足りないです。

毎年あちこちガタガタな耕作ですが、今後も身体が動く限り、続けるつもりです。
うちで育てて、うちで食ってる、うちの野菜。
よろしければまた来年度も、おつきあい頂ければ幸いです。

重ね重ね、ありがとうございました。
また、種を蒔きます。
 
 
ねつ野菜 根津

(※来年度は、6月からの発送を予定しております)


野菜セットの近況です!(2月16日現在)

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お。いい凍結。
いい感じに軽トラの窓が凍ると、ちょっと嬉しくなります(時間ない時はマジで迷惑だが)。

さて、バレンタインデーも過ぎ、当方4トントラックで届けられた大量のチョコレートを前に、どうしようか思いあぐねている2月中盤、気候に従って生ぬるい嘘も飛び出す伊那谷より、野菜セットの近況をお伝え致します。

ここまで来たら、さすがに暖冬を認めざるを得ません。
いつもなら寒さでドカンとやられてしまう備蓄野菜たちも、そこそこ普通に保っちゃってます…
ただ、かぼちゃやら人参やら、終了間近なものもございます。

という訳で在庫一層!
ラスト一週。多めに残った大和芋やら、バッチリ発芽しちゃった元気なニンニクなど、微妙なブツを詰め込んで今年度のシメを飾りたいと思います。

こんな今年だけなのか、それとも今後は毎年になるのか…
暖冬は喜ばしいのか問題なのか、結局ずっと何だかよく分からないままですが、とにかく今年度のオーラスです。
皆様、どうぞよろしくお願い致します!

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  今週のセット内容
  ・大豆
  ・野沢菜塩漬け
  ・ジャンボにんにく
  ・大和芋
  ・ごぼう
  ・キクイモ
  ・大根
  ・白皮かぼちゃ
  ・松本一本ねぎ
  ・じゃがいも(メークイン等)
  ・たまねぎ
  ・人参
  ・里芋
      …等々

      ※日々の状況によって、セットの種類や量に偏りが出ることがあります。
      ※ご注文が集中した場合、お届け日をご相談させて頂く場合があります。
     何卒ご了承ください

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     以上の中から、収穫可能なものを箱詰めして、セットでお送りいたします。
     それではご注文、心よりお待ちしております!!